野村羊子Blog
 日々の思いや行動などを綴っていきたいと考えています。よろしくお願いします。

2009/04/07
09年4月7日外環フォーラム 院内集会

3月26日、参議院会館で開かれた「外環フォーラム ちょっと待った!外環道計画 -国幹会議はまだ早い-」に参加してきた。
主催は、私たちの「地域課題検討会」報告会実行委員会。2月21日に引き続いて、今度は国会議員相手の集会。
今回は、外環全体を通しての問題点が明確になるようなわかりやすい説明と報告だった。地図を示しながら、外環の位置、住宅街であり、東京の水源地に大深度地下トンネルを掘るという説明。次に、各地域から、大気汚染の問題、地下水の問題、インターチェンジによる問題、外環の2の問題、さらに地域課題検討会や対応の方針が住民の声を反映していないという問題についてダイジェストな報告があった。
大河原雅子、大島九州男、笠井亮、福島瑞穂、保坂展人議員が出席し、発言。ほかに、9人の議員秘書、70名以上も市民が参加した。国会議員(秘書)のほとんどが東京選挙区選出議員で、他の議員には知られていない、関心の持たれていない話題だと言うことを痛感した。
1mに1億円、計画前段階で本線16kmに1兆6千億もかけるという大型プロジェクトな割に、知られていないことは問題だと思う。青函トンネルですら桁違いに安い。不採算で有名なアクアラインも最終的に1m9500万円。これは計画当初の3倍にふくれた結果。アクアラインよりももっと大きな直径で掘る外環は、専用のシールドマシンの開発から必要。地下水の豊富な地域を掘るので水があふれ出したり、地層が斜めに入っているので岩盤にあたったりと難工事が予想される。圏央道でも先導坑を掘っているが、外環でも、何度も堀り直すことも考えられる。きっと計画通りの金額では収まらないだろう。
加えて、三鷹では、ジャンクション部分にできる限りの蓋かけをして公園を作ってほしいなどの要望もしている。それらの付帯施設の建設費も積み上げれば相当になるだろう。
既に、準備のためにそれなりにお金を使っている。それでも、今ならやめる決断をするのがまだ容易なはずだ。
費用対効果・費用便益については、改めて書きくつもり。

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