野村羊子Blog
 日々の思いや行動などを綴っていきたいと考えています。よろしくお願いします。

2008/08/07
今週の動き2008年6月30日-7月6日

7月
1日(火)朝 三鷹駅頭市政報告
     夜 全国フェミニスト議員連盟世話人会
2日(水)午後 教育委員会(傍聴)
3日(木)午前 文庫連絡会学習会「ブックトーク」
4日(金)午前 ユニバーサルデザインを考える会
     午後 ふじみ衛生組合への要望署名提出と記者会見(同席)
     夜 むさしの地区外環問題協議会学習会「受けつごう緑の資産」
5日(土)午前 「星と風のカフェ」オープニングセレモニー
     午後 中近東文化センター「煌めきのペルシア陶器」展
6日(日)午前 総合水防訓練・演習
     午後 ボーイスカウト三鷹2団バザー
        げんこつ寄席
        「外環道路、今どうなっているの?」外環早わかりin北野

今週のトピック
石川幹子(東大教授)講師による「受けつごう緑の遺産」が大変面白く示唆に富んでいた。
外環道の計画線上は、江戸時代以前から水源の森として大切に保存されてきた「緑の資産」であるという指摘がポイント。つまりこの地域は仙川・神田川・善福寺川・野川等々、東京の都心へ流れ込む川の源流域なのだ。明治初期に都市環境計画で緑地帯グリーンベルトと指定。そのまま戦争中は防空地帯として維持されてきた。戦後、緑地帯の農地は分割され、高度経済成長期に都市計画道路予定地と指定。しかし、長年継承されてきた緑の湧水・宅地・農地・屋敷林・樹林地など多様性のある緑の資産を、我々も受けついでいく責務があると石川さんは言う。その通り!
明治時代の計画図によるグリーンベルト地帯の指定地が見事、外環計画線と一致する。勝手な想像だが、この緑地計画を知らない役人が、都市計画道路の線を引く際、住宅が少ないから道路が造りやすいと勘違いしたのではないだろうか。地図だけでは、水源の涵養地として地下水保全の重要な地域とはわからないだろう。
この緑地計画を復活させ、外環計画地を緑地帯として残したいと思う。住み続けたい人には住み続けてもらう。開発したい人には、緑被率や地下水保全などのルールに沿った開発をしてもらう。もちろん都市農業はできる限り継続してもらう。そして売り払いたい人は国が買い上げ、緑地として保存する。管理は周辺状況を把握している地元自治体に任せる。住戸1個分の小さな敷地でもビオトープと樹林数本の小さな公園ができる。転々とでも緑が続けば、それは防火帯の役目も果たすはずだ。場所によっては地下に貯水槽をつくり簡易消防ポンプを置いたり、近所の人が花壇を作ったり、市民農園にしたり。様々な緑地としての活用が考えられるはずだ。
あれこれ想像が広がり、とても元気が出た。やっぱり、大深度地下トンネルも大きな時計画道路もストップさせ、緑と水と空気を守りたい。 

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