野村羊子Blog
 日々の思いや行動などを綴っていきたいと考えています。よろしくお願いします。

2007/06/18
今日の動き 07年6月14日(木)

6月14日(木)

午前 本会議 議案の審議。
結果については下記三鷹市議会HP会議の結果へ↓
http://www.gikai.city.mitaka.tokyo.jp/activity/result/19/custom_19b.html

午後 会派ミーティング

夜 第23回太宰治賞贈呈式記念パーティ
筑摩書房と三鷹市共催の文学新人賞で、受賞作は「mit Tuba(ミット・チューバ)」瀬川深氏。
東京會舘の会場は人でいっぱいでした。出版関係者、報道関係者、そして三鷹市の関係者、市議・職員・関連団体役員等々。
柴田翔さんの選評は、受賞作を読みたいと思わせるものだった。受賞者瀬川さんは穏やかな雰囲気の男性で、小児科医だという。しかしその受賞の言葉もまた、文学に魅せられた人だと伺わせるものでなかなかよかった。
作品は、中学のブラスバンドでたまたまチューバを吹くことになってしまった女性の一人称で語られる物語。
明らかに今はやりの若い女性たちの筆致とは異なる硬めの文章。しかし、読み進むうちにそのリズムが心地よくなるちょっと不思議な作品。
先日読み終えた「ジェネレーションYー日本を変える新しい世代ー」(日本経済新聞社刊)に描かれたY世代をまさしく描いているといえる。作者自身、この本で75~85年生まれと規定しているY世代に当たる。
チューバというマイナーな楽器を、だからこそ熱を込めて語るこの作品、一方で「のだめカンダービレ」のヒットなどの下地がある今だからこそ受け入れられるのかもしれない。
最後に、作者と握手して帰ってきました。
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