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2014/05/13
「福島をわすれない いっしょ広場」イベント報告

2014年2月9日(日)、東京都知事選のあったこの日、13時30分から三鷹市市民協働センターで「福島をわすれない いっしょ広場」が開催されました。

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映画「原発の町を追われて~避難民・双葉町の記録」が上映され、監督である堀切さとみさんを会場にお招きし、野村羊子とのトークも行われました。

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さいたま市の小学校で給食調理をしている堀切さん。「映像を撮るということは考えたこともないくらい無縁だった」そうですが、それでも近くのさいたまスーパーアリーナ、そして旧騎西高校に福島から大勢の方が避難されてきて、「何とかこの人たちの記録を撮り続けたい」と思ったことが映画をつくるきっかけだったと言います。

「3.11関係の映画はあちこちでたくさんつくられてきているけれど、市民が作った映像がどのくらい見てもらえるのかと思っていました。でも口コミなどで広げていただき、本人の想像以上に拡がりました。この映像の魅力は福島県の双葉町の方たちが本音を思う存分語っているところだと思います。(大手の)マスコミならばおそらくカットされてしまうところも入っています。皆さんの口からおのずと出てきた言葉をつないで、編集しました」

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野村: 「『映像を撮る』から『人に見せよう』と変わっていったことには何かきっかけがあったのでしょうか」
堀切: 「普通のホームビデオを撮るような小さなカメラでも、ドキュメンタリーが撮れるというビデオ講座を受けたことがきっかけです。マスコミが一方的に流すものだけではなく、市民の目線で追っていくといろいろな映像が撮れるんだなと思いました」

このあと会場からは「今も福島に行かれているんですか?」「なぜ避難されていた方々の本音が聞けたのでしょうか」などの質問がありました。また、野村羊子からは「原発事故から3年、次の支援をどうするか考えないといけない」という話がありました。
最後に堀切さんは「外から見ているだけでは本当のことはなかなかわからない。一歩中に入って、出会って話して知ることで身近に感じ、『(私と)結構同じだ』という思いを持つことができる。これからも出会ったり、議論したり、理解しあっていくことがこれからどんどんできていければいいですね」とメッセージを寄せてくださいました。

広場のラストは野村羊子の絵本読み聞かせが行われました。

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