野村羊子Blog
 日々の思いや行動などを綴っていきたいと考えています。よろしくお願いします。

2008/01/28
ふじみ新ごみ処理施設アセス説明会

08年1月27日(日)
ふじみ新ごみ処理施設整備事業 環境影響評価調査計画書に係わる事業者説明会に行ってきました。
午前中は調布市北ノ台小学校、午後は三鷹市公会堂別館にて行われ、その両方に行きました。住民の方がどのような意見を述べるのかを、現場で聞きたいと思ったからです。
百聞は一見にしかず。
午前は主に調布の方で40名ほどの参加。午後は主に三鷹の方で50数名の参加でした。
出席者の多くは、ふじみが配布した個別チラシ(施設周辺500m以内約1万2千枚配布)を見てきた近隣にお住まいの方々のようです。住民の方々の様々な不安、疑問、要望等が本当にあれこれ出てきました。

午前も午後も共通して出た意見は次のようなものです。
意見は別途東京都に出せと言うがこの会場での意見はどうなるのか。計画を提出する前に住民の意見を聞くべきではないか。お知らせから説明会実施までや、説明会から意見提出期限までが短すぎる。
アセスの調査方法として既存資料調査とあるが何を使うのか。交通量調査がなく、渋滞の影響をどう見積もるのか。
責任者である正副管理者(三鷹・調布両市町)はなぜ出てこないのか。
いずれももっともな質問ばかりです。
アセスについての意見を事業主体であるふじみが都に対して出せるはずはなく、都に意見書を出してほしいと繰り返さざるを得ないのはわかります。しかし、三鷹市あるいは調布市の意見に取り入れてもらうようにします。あるいは、今後のアセスの実施の時、あるいは整備計画策定の中に取り込んでいきたい、などの対応が可能なのではないでしょうか。条例では定められていない事業者説明会をわざわざしたのですから、紋切り型の回答ではなく意見を受け入れる姿勢をもっと示してほしかったと思います。

調布会場では、このほか、市民検討会の委員が3人辞任していることをなぜきちんと言わないのか、といった発言がありました。会場が一時騒然となりましたが、司会が時間ですと打ち切りました。

三鷹会場では、今回の説明会は、冒頭の質問者が、ふじみの西隣にお住まいの方で、臭気や搬入車の苦情を今まで言ってきたけど解決しないとまず問題にされました。その影響か、全体的な雰囲気は、調布同様かなり厳しいものでした。
広報が少ない、日程がタイト、ということから、大気汚染調査は6地点では不十分ではないか、耐震構造は大丈夫か?といった様々な質問がありました。

また、転居してきて1年弱で新ごみ処理施設の建設計画を初めて知ったという発言が数人からありました。巨大なマンションがいくつも建っていますから、ありえることです。今回の説明が環境アセスの説明であろうとなかろうと、どんな施設が建つ計画なのか、確認したいと思うのは当然でしょう。このような方々に対して、これまでの経緯や整備基本計画の内容などを説明する学習会ができればいいのにと思ってしまいました。市民が集まって三鷹市に出前説明会を依頼する、整備計画の元委員などに依頼するなど、いろいろな方法が考えられます。
このままでは、近隣の方の納得が得られないまま、建設にとりかかるなんてことになりかねない、という危惧を抱きました。第1議的にはふじみ衛生組合がすることでしょうが、市の立場、市民の立場、それぞれから考えていかなければならないと思いながら帰宅の途につきました。

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