野村羊子Blog
 日々の思いや行動などを綴っていきたいと考えています。よろしくお願いします。

2007/06/11
六ヶ所村と沖縄・辺野古

昨日、映画「六ヶ所村ラプソディ」を見た。
2004年、青森県の六ヶ所村に原発で使った燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場が完成した。かつて、反対闘争をくり広げた六ヶ所村。しかし、今反対運動を続けているのは1万2千人の村民の内わずか数人。その一人、そして再処理工場で働くもう一人。風下のあたる村で有機農業をしている何人かと、村のクリーニング店の何人か。鎌仲ひとみ監督が、2年間通い詰めてとったドキュメンタリー。
上映後のトークで、鎌仲監督はいう。「再処理工場を推進しているのは、つくらせているのは、私だ」と。東京に住み、電力を大量に使い、放射能にこれっぽっちも触れていない私だ、と。
映画の中で、反対活動を続けている女性が言う。「中立は、賛成と同じ。何も行動しない中立は楽」。
そうなのだ。かつて中曽根首相は「物言わぬ大衆は、皆支持している」と言って、やはり強引に法案を通した。だからこそ、細々とでもいいから、私は私にできることとして、私の周囲に発信する。今、六ヶ所村に、あるいは辺野古に行けないかもしれない。でも、声を上げ続けていくこと、知らせ続けていくこと、それはできるし、やって行かなければならない。だってそれは私の問題だから。

●六ヶ所村ラプソディ公式サイト
http://www.rokkasho-rhapsody.com/index2

映画の中で、20年前の、泊漁港での映像が映し出されて。再処理工場から2キロ沖合まで、配水管を引いてそこから廃液を放出する。その調査を阻止しようと、漁民たちが抗議している。国は、バス何台もの機動隊で漁港を封鎖し、漁船が海上に出られないようする一方、海上保安庁が調査船を護衛し、反対は漁船を排除している。
今辺野古で起こっていること、まさに同じことが20年前の六ヶ所村でも起こっていたのだ。辺野古では、機動隊ではなく海上自衛隊が出張ってきている。普通の市民の目に届かないところで、強引に事を進めている。

まず何が起こっているか知らなければならないと思う。

辺野古では、この週末土日にもかかわらず、海上保安庁に守られた作業船が作業しようとしたという。カヌー隊が阻止のため、朝7時から夕方18時まで、交代もなしに海上に出ずっぱりで頑張っている様子が、ブログで見ることが出来る。非暴力で、説得をし続けていいる、沖縄辺野古の様子も知ってほしい。
詳しくは下記を見て!

●ちゅら海を守れ!
http://blog.livedoor.jp/kitihantai555/
●辺野古からの緊急情報
http://henoko.jp/info/
●基地建設阻止
http://henoko.jp/fromhenoko/

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