野村羊子Blog
 日々の思いや行動などを綴っていきたいと考えています。よろしくお願いします。

2007/05/12
議員懇談会

5月11日
今日は、議員懇談会がありました。
議員としての初めてのお仕事(?)です。
議会棟の入り口で、職員が待ちかまえていて、議員バッチを胸につけてくれました。
三鷹市は、全国統一の市議会議員記章を採用しているようです。

以下ウィキペディアより引用
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共通記章は、直径約15ミリの金属製台座に赤紫色のモールを取り付け、その中央に金色の金属製左ひねりの透かし10弁菊花模様、更にその中央には円に囲まれた直径3.7ミリの「市」の文字を配している。これら金属部分は、金メッキ、金張り、更には台座や模様自体が8金から24金(純金)製のものまで様々あるようで各市の財政状況や議員の意識等により、その材質に差があると言われている。
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http://ja.wikipedia.org/wiki/議員記章

国会では、バッジをつけていないと議場に入れないようですが、三鷹市では顔写真付きの身分証が発行されるようで、特にバッジをつけている必要性を感じません。市議会の規定はまだ確認していませんが、義務とはされていないようです。
今日は、バッジをつけてもらったまま議員懇談会に出席しましたが、以後はあえてつけようとは思いません。「議員」という特権に慣れたくはないからです。


議員懇談会では、まず市長挨拶、そして市長部局の紹介。
ずらっと並んだ部局長の方々の中で、女性は市長を除くと一人しかいません。今時珍しい光景ではないでしょうか。三鷹市では、課長職以上の管理職のうち女性は14%のはず。だとしたら20人中3人が女性であってもおかしくはないはずなのに、と思いながら紹介を聞いていました。
最も市議会議員も28人中女性は4人なので、あまり大きなことは言えません。


その後、会派結成届けによる会派の紹介。そのあとは、会派代表者会議となり、私は控え室で待機です。
会派の順番(質問の順序等に影響)と議席(議席番号も)、さらに会派控え室の場所取りを、休憩を挟みながら会派代表者会議で決めていきました。
何を重視し、どこでポイントを稼ぐのか、微妙な駆け引きがあるようですが、私にはよくわかりません。ただ、私たちは無所属の議員同士でネットワーク的な会派を組むことにしましたので、ほかの党から自分たちより下といわんばかりの発言があったと聞かされたときには、??目が点になりました。
有権者の中には党そのものに投票する気持ちの方もいるかもしれませんが、基本的には候補者個人の名前を書いて投票します。議員個人個人が、市民から付託されているのであって、党そのものではないはずです。党としての名前を掲げていることと、党には属さないこととに、優劣はないはずです。
結局、会派の順番は単に順番であり、会派の構成人数が同じであれば平等・対等だという確認をしたそうです。

三鷹市議会の会派は、以下の構成です。
政新クラブ(自民党含む) 11人
公明党          5人
民主党          4人
共産党          4人
にじ色のつばさ      4人


私は、島崎英治議員、半田伸明議員、浦野英樹議員といっしょに「にじ色のつばさ」という会派をつくることにしました。
三鷹市議会の規定で、条例案などの議案を提出するには3人以上(意見書は2人以上)でする必要があります。また一般質問の時間は、議員一人につき10分の割り当てですが、3人以上の会派には会派宛にプラス30分つく。3人以上の会派でなければ代表者会議には(オブザーバー・傍聴も)参加できない、といった様々な少数者差別の規定があり、これを変えるにも会派を組む必要があるのです。
私たちはそれぞれ、議会改革を訴えた「変えなきゃ!議会2007」キャンペーンに賛同しています。今期の三鷹市議会議員の中で、賛同者は私たち4人だけです。議会改革という点では一致してやれるだろうという話になりました。
会派内で賛否が割れることもありうる、という前提で話し合いました。
小金井市議会の会派「みどりの風」などをお手本に、今までの会派とは全く違う会派のあり方をめざし、一人会派のネットワークという形でやっていこうということになりました。
会派をつくるにあたって、以下の申し合わせをしました。

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会派 にじ色のつばさ

★私たちの基本姿勢

今、三鷹市議会では、3人以上の会派でなければできないことたくさんあり、議会活動が制限されています。一人一人の議員が尊重される議会を実現するためにも、ともに議会改革にとりくもうと、会派を結成することにしました。

わたしたちは、

・主権者である市民一人ひとりの声を、市政に反映するため

・市議会本来の役割である行政のチェック機能をはたしていくため

・市民の立場に立ち、生活に密着したわかりやすい政策提言を行うため

・市民社会にふさわしい議会にするため

・①議員同士が自由に討議する議会、②市民も参加できる開かれた議会、③情報公開し透明性のある議会、を実現するため*

いっしょに行動します。


☆議案や案件への対応について
事案に対する認識が共有できるように協議を重ねます。なお最終的に賛否の態度が分かれる場合は、それぞれの考えを尊重します。


*自治体議会改革フォーラム提唱「変えなきゃ!議会2007 私たちがめざす改革目標10の提案」第1ステップより。

浦野英樹
島崎英治
野村羊子
半田伸明

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会派としてのブログも立ち上げる予定です。

・やりたい人(言い出しっぺ)がやる
・やりたくない人は、足を引っ張らない
・やりたいことをやる
という市民運動3原則をベースにやっていきたいと、私は思っています。

ただし、会派内の役職は幹事長は最年長の島崎さんにお願いし、残りはじゃんけんで決めました。新人ふたりは、イメージが湧かず、やりたいかやりたくないかの判断もつかなかったため、民主的な方法(?)で決めることにしたのです。


次の議会は、5月22日招集予定(告示が15日なので、あくまで予定)の臨時議会です。ここでは、議長や、誰がどこの委員会になるかなどの人事を決める予定です。その時間の多くは、代表者会議になるそうです。代表者以外は控え室で待機、ということです。また報告したいと思います。

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